【成長株】四季報 銘柄選び2
以前、四季報の重要な銘柄選びのポイントを紹介しました。
https://daizydaizy.hatenablog.com/entry/2019/12/27/092959
他にもポイントがあります。
前回、解説出来なかった成長株を選ぶポイントを紹介します
四季報の銘柄選びポイント②
・上場廃止リスク銘柄
四季報には上場廃止のリスク、経営が状態が悪化している銘柄の一覧があります。
巻末の部分に載っているいるので、もしこの銘柄を保有しているのなら処分しましょう。
ボロ株投資は絶対にオススメしません。
金をドブに捨てることになります。投資ではなく投機です。
・会社の業績予想
四季報には2年間の業績予想が載っています。
会社が発表しているもので、あくまで予想です。
過去の予想をみることで、経営者がどのタイプか知ることができます。
①強気な経営者
業績予測を高めに発表する傾向があります。
楽観的でリスクを発表しません。(株価が下がるのを恐れます)
過去の予想をみて、達成できてなかったり、明らかに無理な数字を予測していたら注意です。
このタイプの経営者は、マイナスになることを発表しません。利益が急激に落ちるなんてことあり得ます。
リスクをよく分析する必要があります。
もしこのタイプが弱気な業績予測をしたら相当ヤバい状態です。
銘柄を処分を考えましょう。
②堅実な経営者
業績予測を低めに発表する傾向があります。
会社の不利になるリスクをしっかり発表してくれる可能性が高い。
成長株投資をする際に好ましい経営者です。
このタイプが普段しないような、少し強気な業績予測をしていたら、銘柄を買い増すことを考えましょう。
・業績予測の見極めポイント
マイナスについて
経済が低迷、国の施策等の環境による発言をするだけで、改善案がない場合は要注意。(経営者に能力がない可能性がある)
逆に
プラスについて
環境の影響を語らず
自ら行った経営のおかげと豪語するのなら同じように要注意です。
リスクにつてしっかり報告をしており、危機管理が出来ている会社が望ましい。
具体的な数字をだしいる方がいい
・新事業、新製品の影響力 会社の規模
会社の規模によって新事業、新製品の影響力が大きく変わります。
例えば、大企業が一つヒット商品を作り出したからといって、業績に影響するのは数パーセントです。
しかし中小企業が一つヒット商品を出しただけで、利益が数倍になったりすることがあります。
母数が違います。
成長株で若い小さな会社を優先するのはこの為です。
四季報で規模を知るには
①従業員の数
②総資産、資本金
若さを調べるには
①創業年数 上場年数
②従業員の平均年齢
を参考にするといいでしょう。
規模が大きすぎる会社が大ヒット商品を生み出しても、会社の利益に大きな影響を与えることはほぼありません。
・配当金
成長株にとっては、稼ぎ出した利益を、設備投資や新商品の開発に使って成長してくれることが最も良い資金の使い方です。
成長株投資に配当なんて要りません。
増配を過剰にしている会社はあまりオススメしません(増配しても立派に成長している会社はある)
稼ぎ出した利益を使って成長することが、最優先事項です。
Googleでは、無配当で全て会社が成長する為に利益が使われます。
こういった会社が成長株投資で望ましい銘柄です。
ただし配当もせず利益(キャッシュ)を過剰に貯め込んでる会社は、おすすめしません。次の事業が展開できてない会社ということになります(日本の大企業のほとんどがコレ)
・新株予約権の大量発行
新しい事業をする際に
株を新たに発行して資金を集めることがあります。
その際に、どういった理由で資金を集めているか良く調べる必要があります。
株を発行=持っている株の価値が減る
ということです。
合理的な判断で、事業を拡大するために株を発行する場合は問題ありませんが(※よく調べる必要がある)
本業が上手くいかず資金難で株を発行する場合は、最悪です。
一番やってはいけない行為です。(私の場合そんな銘柄をすぐ処分する)
以上の点も、四季報で成長株を探す時にチェックしておくといいでしょう。
会社の傾向を調べるのに、過去の四季報を持っていると分析がしやすくなります。
インターネットで、闇雲に銘柄を探すのではなく、四季報をベースに探した方が全体を把握でき、予測やコメントも参考に出来るので確実です。
以上です。
☆次回あたりで銘柄の分析が何個かおわったので報告できればと思います。