働かないで暮らし隊

すでに不労所得で生活していますが、初心を忘れない為に『不労所得』をどれだけ稼げるようになるか実験します。 今まで培った「ノウハウ」を記録。ブログ用に資産100万円を用意して実験していきます。他には使える制度、退職など生きていくのに役立つ情報を記録していきます。

【成長株】四季報 銘柄選び1


今回は株の銘柄選びに役立つ四季報について解説します。

四季報とは、会社の概要、株価、業績などを、まとめた一冊です。

3ヵ月ごと 3月、6月、9月、12月の中旬に発売されます。
通常版が2,300円

 

会社四季報 2020年1集新春号 [雑誌]


四季報は、銘柄を探すのに、必須の一冊です。
私が銘柄を探す時には、四季報を必ず使います。
全ページを読むほどです。


ネットで十分という人もいますが、
編集の企業ごとにコメントが載っており、
業績の予想もあるので、参考になります。

 

ただ最新の情報ではなく
一ヵ月半ほど過去の情報になるので注意が必要です。

5年間の業績と2年後の予測が載っています。


四季報で銘柄を探す時のポイントを紹介します
今回は成長株についてです。(このブログで対象にする株です)


特に重要な3つ

 


1、一株利益の伸び率 (四季報 左下部分表)


株の価値はどれだけ、利益を稼げるかで決まります。
分析をする際に、一番分かりやすいのが「一株あたりの利益」です。

四季報には5年間、予測2年間の計7年分が乗っています。

抽出のポイントは

 

①3年間 利益が順調に伸び続けている

 

成長株において、【成長率】が大切です。
利益の伸びが、鈍くなっていたり、前年に比べて減っている場合は除外します。

赤字決済なんてのは論外です。

 

 

②売上げも同時に伸びている

 

利益と同じように、売上げも伸びていなければなりません。
売上げが上がってないのに、利益が上がるということは、意図的に調整をしている可能性があります。(利益率が急に良くなったりしない)
本物の利益ではないので注意しましょう。

 

 

③設備投資や投資による利益減は、多少なら問題ない

 

会社が大きく稼ぐようになるには、設備や投資にお金をかける必要があります。
この設備投資によって利益が一時的に減ることがありますが、売上げの減少とは違い必要なことです。

 


この条件に該当する株は、投資候補です。

 

 

2、成長の余地のある会社 (四季報 右側)

 

例えば、最大手の会社
トヨタソフトバンクのような、大きなシェアをすでに持っている会社が、

コレから、新しく新規の客分野を開拓することは難しいでしょう。
大きすぎる会社は、必ず成長が鈍化していきます。


これから2倍3倍10倍と利益を稼ぐようになることは、現実的にありません。


①成長の余地を残している会社
②若い会社(利益が成長、安定している) 

この二点に絞ります。

出来たばかりの会社は業績が不安定なものが多い。
利益を安定して稼げているか見極める必要がある創業1~2年程度の会社は様子を見た方がいい

 

成長面で考えると、若く小さな会社の方が有利ですが、安定性を見極めることを忘れないようにして下さい。
新しい事業を開始して、安定して利益が伸びている会社なら、設立年数があっても候補に入ります。


大企業は、どちらかというと長期投資向きなので、ここでは除外します。


③成長していく分野

これから成長していく分野を選びます。

今期の四季報を見た感じだと
人材派遣
AI、クラウド
自動運転
関連企業の一部が優秀な業績を残しています。

 

 

3、PER チャート ブレイク前(四季報 上部)


①PER(30倍以下 条件あり)

PERとは株価収益率のことです。
現在の株価÷一株あたりの純利益=PER

で求めることが出来ます。


「一株あたりの純利益」≒「本当の株の価値みたいなもの」
と思ってくれればいいと思います。

 

 

PERは、現在の株価から「一株あたりの純利益」を比べることで
値上がり(人気)の指標になっています。


PERは高い程 株価が上がり過ぎて(人気)
PERが低い程 株価が上がってない(不人気)
ということになります。

 

多くの初心者向けの本や講座では。
PERが低いものは割安、お買い得と教えますが
『PERが低いのには理由があります』要注意です。

PERが低いものほど、よく調べる必要があります。

問題がなければ候補になります。

 

PERが高すぎて人気が過熱している株は、危険なので除外します。

PER30倍程度で成長率が高ければ、候補にいれても問題ありません。

 

成長株の中には、短期間に利益を2倍、3倍、そして10倍になるものが存在します。(成長株投資ではコレを狙います)

例えPERが30倍だとしても
利益が
2倍になれば15倍
3倍になれば10倍
になり割安株ということになります。

 

成長株が軌道に乗って、成長し株価が吊り上がるまえに仕込むことが大切になります。

 

②チャート(ブレイク前)

株価の値上がりは急激で短期間に終わるパターンが多い。
長期的にじわじわ上がる場合もあります。
チャートの解説は長くなるので次の機会にします。

四季報でも上部に銘柄ごとにチャートが書かれているので、

 

急激な値上がり前
上昇の初期
値下がりして底

 

この状態の銘柄は候補になります。
すでにブレイクして値上がりしてしまったり、長期の上昇が続いた株は除外していきます。

 

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1、一株利益の伸び率 (四季報 左下部分表)
①3年間 利益が順調に伸び続けている
②売上げも同時に伸びている
③設備投資や投資による利益減は、多少なら問題ない


2、成長の余地のある会社 (四季報 右側)
①成長の余地を残している会社

②若い会社(利益が成長、安定している) 
③成長していく分野


3、PER チャート ブレイク前(四季報 上部)
①PER(30倍以下 条件あり)
②チャート(ブレイク前)
急激な値上がり前

上昇の初期

値下がりして底

 

 

1~3の全ての条件を満たした株
を投資候補としてピックアップをしていきます。
四季報は投資する銘柄を探すのに最も役立つ本です。

毎号欠かさず購入をしています。

1年に一回は全てのページをチェックして候補を探します。候補の株の動向を知るためにも大切です。

 

 

☆次回はピックアップした銘柄を上げていきます。

 

 

 

会社四季報 2020年1集新春号 [雑誌]

会社四季報 2020年1集新春号 [雑誌]