【持ち家】と【賃貸】どっちがお得なのか1
人生で最も大金を支払うであろう住宅についてです。
私は、宅地建物取引士として賃貸と不動産売買に携わってきました。
その経験を踏まえて、持ち家と賃貸どっちの方がお得か語っていきます。
今回は持ち家について
家を建てる方がいい場合
①土地を既に持っている。
②転勤する予定がない。
③一括で購入出来る
の上記の条件が揃ったときのみです。それ以外はオススメしません。
(ぶっちゃけ、土地も、売るか、実のなる木を適当に植えて、農地として登録した方がいい)
持ち家のメリット
・一国一城の主になれる
・リフォームや部屋の配置を自由に出来る
(凝ったものにすると、予算が打倍増 結局テンプレな家を建てることになる)
・家を担保に金を借りられる
(大して貸してもらえないでしょう、むしろ支払いが滞れば真っ先に差し押さえのターゲットになる)
・家が資産になる
(購入時の1/10の価値もない、メンテナンス費用、税金の掛かる負の資産ですが
私だったらタダでもいりません)
持ち家のデメリット
・引越しが出来ない
(転勤、ご近所トラブルがあっても住み続けなければなりません)
・固定資産税の支払い
(毎年結構な額になります)
・ローンの支払いと利息
(住宅ローンの場合は、フラット35等の制度を使えば、利息を2%程度に抑えることが出来ます。
年数があまりにも長いと低金利でも、相当な利息を支払うことになることを覚えておきましょう。数字に騙されてはいけません 利息×年数です。)
・メンテナンス費用
(老後も持ち家に住み続けたいのなら、10年ごとのメンテナンス 壁、屋根の塗り替え
20年ごとの大掛かりなメンテナンス 水回り、補修その他いろいろ
場合によっては数百万が溶けていきます)
・火災保険 大規模災害
(持ち家の場合、まず保険に入ることになります ここでケチるとヤバイのでしかっり加入しましょう。まあ大規模災害になると、ほぼ保険金が支払われないので気休めです。)
持ち家は支払いが多い
税金や保険料、メンテナンス料を支払いが終わる頃には、犬小屋程度の価値しかない、固定費が掛かる負の遺産を手に入れることになります。
今の時代、35年ローンを組むとして
その土地で35年間、ずっと同じ給料で仕事が出来ているでしょうか?
(10年以内に会社が9割の会社が潰れるといわれています)
離婚することはないのでしょうか?
老後施設に入所しないのでしょうか?
見栄を張って豪邸を建て、支払いが少しでも滞れば、
差し押さえられ、購入価格の半分以下最悪1割の値段で買い叩かれ、
多額借金だけが残ることになります。
賃貸業をする目的以外で、建物を建てることはお勧めしません
※今回は不動産で働き賃貸、売買の両方を経験し、末路を見てきた私の主観です。必ずしも持ち家が悪いわけではありません。
✩次回は、賃貸のメリット・デメリット
最も賢い住宅の持ち家の手に入れ方です。